ルーターのWAN(インターネット)側からLAN(ローカルエリアネットワーク)側にあるパソコンを
アクセスできるようにする(静的IPアドレス変換)

オフィスのパソコンを遠隔制御する場合、WAN(インターネット)側からLAN側の特定のパソコンをアクセスできるようにしなければなりません。
このようにする機能は現在販売されている多くのルーターに標準でついています。
ここでは比較的数が多いと思われるNTTフレッツひかりのルーターを例としてあげています。

1.グローバルIPアドレスとローカルIPアドレス

図1はグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスを示しています。グローバルルIPアドレスはインターネット側のアドレスで通常1個しかもらえません。
ローカルIPアドレスはルーターの下に配置されたパソコンに割り当てられるアドレスです。
このアドレスはグローバルIPアドレスとは違って自由に割り当てられます。パソコンがブラウザでインターネットを見る場合は、このローカルIPアドレスは
自動的にグローバルIPアドレスに変換されてインターネットへアクセスできます。
逆にインターネット側からローカルIPアドレス下にあるパソコンをアクセスするためにはルーターに設定を行わなければいけません。


図1

2.固定IPアドレス

ルーター下にある特定のパソコンを指定するためにはアクセスするパソコンに固定IPアドレスを設定する必要があります。
この関係を図2に示します。図ではローカルIPアドレスは192.168.24.XXXとなっていますが、場合によってこのアドレスは変わります。


図2

現在のIPアドレスを調べるためには「すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト」で IPCONFIG と入力します。
結果は以下のように出ます。

Ethernet adapter ローカル エリア接続:

Connection-specific DNS Suffix . :

IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.24.100   (このパソコンのIPアドレス)
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.24.1   (ルーターのIPアドレス)

コントロールパネル→ネットワーク接続→ローカルエリア接続で接続を表示し、アイコン上で右クリックします。


図3

次にプロパティをクリックします。インターネットプロトコル(TCP/IP)を選択しプロパティをクリックします。


図4

図5の画面が出たら「次のIPアドレスを使う」にチェックをいれIPアドレスとデフォルトゲートウエイのアドレスを設定します。
デフォルトゲートウエイはIPCONFIGで出てきた値と同じルーターのIPアドレスを設定すればOKです。
また「次のDNSサーバーのアドレスを使う」をクリックし、ルーターのアドレスを設定します。これでOKをクリックすれば設定されます。
例として192.168.24.100を設定しましたが、同じルーターの下に多くのパソコンがある場合はそれらとアドレスがぶつからないように
注意してください。


図5

3.ルーターの設定

この例ではフレッツひかりのルーター(CTU)での設定例を示します。IDとパスワードをいれてログインします。


図6

メイン画面が出たら詳細設定をクリックします。


図7

左の「静的アドレス変換設定」をクリックし優先順位に順位を入れて追加をクリックします。


図8

静的アドレス変換設定(ポート変換)の画面が出たら
  プロトコル      :TCP
  WAN側ポート番号   :3389(リモートデスクトップの場合)
  LAN側端末IPアドレス :192.168.24.100(固定IPアドレスでパソコンに設定したアドレス)
  LAN側ポート番号   :3389(リモートデスクトップの場合)

以上を設定したら OK をクリックして設定します。 最後に設定を反映するをクリックします。


図9

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